プロのように鍛えプロのように休む
特定の目標を達成するためにトレーニングをしている時には、トレーニングと休養の異なる関係性を把握しバランスを取ることが必要になります。Polar Vantage V は、トレーニング セッションごとのあなたのトレーニング負荷をモニタリングし、毎日の、または長期のリカバリーレベルを測定。トレーニング過多、トレーニング不足、調度いいレベルなのかを調べ、あなた個人の上限レベルを確認することができます。
Polar Vantage V はあなただけのカスタマイズされたトレーニング内容を毎日提供し、オーバートレーニング、ケガや疾病のリスクに注意を促します。トレーニング以外の他の要因によるストレスの影響も検知し、勢いが衰えがちなあなたのモチベーションを上げ、トレーニングを続けられるようサポートします。
Training Load Pro
トレーニングをすると、身体の様々な部分に負荷がかかります。Polar Vantage Vでは、トレーニングセッションによる各組織の疲労度合とパフォーマンスへの影響を包括的に確認できます。
Training Load Pro は、心血管系と筋骨格系(カーディオ負荷と筋肉への負荷)の両方のトレーニング負荷レベルを提供するほか、あなたが感じる疲労度(自覚的な運動負荷)も考慮に入れ分析を行います。
身体のどの器官が負荷を受けているかわかれば、正しいタイミングと適切な器官にフォーカスしてトレーニングを進めることができるのです。また、トレーニング負荷の値、口頭でのフィードバック、そして可視化したデータを得ることができます。
カーディオ負荷
カーディオ負荷の値は、トレーニング セッションが心血管系に与える負荷の量を示します。これは各トレーニング後の心拍数データを元に計算されます。
カーディオ負荷は、トレーニングインパルス(TRIMP)として計算されます。TRIMPは、トレーニング負荷を定量化する方法として一般的に認められている方法です。
筋肉への負荷
筋肉への負荷は、トレーニング セッション中、あなたの筋肉がどの程度の負担を受けているかを示します。筋肉への負荷は、ショートインターバル、スプリント、ヒルセッションといった心拍数が強度の変化に対応する時間が十分にない場合に、高強度のトレーニング セッションにおけるトレーニング負荷を定量化するのに役立ちます。
筋肉への負荷は、ランニングやサイクリングのトレーニング セッション中に、あなたが生み出す力学的エネルギー量 (kJ)を示します。この数値は(その運動に要したエネルギーではなく、)あなたのエネルギーの出力を反映します。一般的に、身体能力が向上するほど、エネルギーの出入りに伴う効率も上がると言われています。筋肉への負荷は、あなた自身のパワーデータから算出されます。したがって、ランニングトレーニング(+サイクリングパワーメーターを使用する場合はサイクリングトレーニング)のみの筋肉への負荷の値を得ることができます。
自覚的な運動負荷
自覚的な運動負荷とは、トレーニング セッションがどの程度ハードであったかについて、あなた自身の主観的な体験を考慮に入れた値です。
トレーニングと休養のバランスを把握する鍵は、身体の声を聞き、あなたの主観的な感情とPolar Vantage Vで得られたデータを組み合わせることです。これはアスリートが経験から学ぶことで、あなたのトレーニングデータは自分の身体への理解を深めるのに役立ちます。
自覚的な運動負荷は、自覚的運動強度(RPE)で定量化されます。RPEは、トレーニング負荷を定量化する方法として科学的に立証されている方法です。自覚的な運動負荷のレベルは、過去90日間の平均と比較したトレーニング セッションに対して感じる厳しさを示しています。
負荷と耐久力
個々のトレーニングセッションによるトレーニング負荷に加えて、カーディオ負荷が時間の経過とともにどのように増加するか、疲労と耐久力の関係も追うことができます。
負荷データは、最近のトレーニングでの疲労度を示します。過去7日間の毎日の平均負荷を示します。
耐久力データは、カーディオトレーニングにあなたの身体能力でどの程度対応できるかを示します。過去28日間の毎日の平均負荷を示します。カーディオトレーニングに対する耐久力を向上させるコツは、長期間かけてトレーニング量を徐々に増やしていくことです。
カーディオ負荷ステータス は、負担と耐久力を比較し、トレーニングが身体に与える影響を測定します。
Recovery Pro (Polar H10 が必要になります)
Polar Vantage V 独自のリカバリー トラッキングソリューションで、オーバートレーニングやケガを未然に防ぎます。あなたの身体がどれだけ回復したかを実際に測定し、リカバリー フィードバックとガイダンスを提供します。
毎日のリカバリー状況
毎日のリカバリーレベルを起立試験で確認できます (Polar H10 が必要になります)。この測定は、心拍数と心拍数変動に基づいたものです。その際、トレーニングのストレス、不十分な睡眠や仕事のプレッシャーといった生活面でのストレスなど、あらゆるストレス要因が考慮されます。
トレーニングと回復のバランス
Recovery Pro は、長期における回復データとトレーニング負荷データを併用し、トレーニングと回復のバランスをモニタリングします。トレーニング量が過多、不足、適当、のいずれに該当するかを確認できるため、自分自身の限界を認識することができます。
リカバリー フィードバック
Recovery Pro では、あなたの現在のカーディオ回復状況と、長期におけるトレーニングと回復のバランス、両方の視点からのフィードバックを提供します。Polar Vantage V は、この両者を考慮に入れ、日々のトレーニング内容をカスタマイズします。