日中私の心拍数が変動する原因とは?
筋肉活動の維持
日々のアクティビティにおいて主に筋肉活動の維持が必要な時、心拍数は状況に反応して変動します。例えば、座っている時より、サイクリングをしている時の方が鼓動が早まります。それは、アクティビティに必要なエネルギーを、血管を通して心臓が筋肉に酸素やエネルギーの栄養要素を運搬するからです。
ストレスや精神状態
ストレスなどの感情の変化も、心拍数変動の要因になります。例えば、興奮すると心拍数が高まります。あなたが競技選手である場合、レース前やレース中に、心拍数が上昇するという体験をされるでしょう。緊張したり、不安になったりと、競技前の感情の変化は心拍数を上げる要因となるようです。これは体内のホルモンが自然に反応し、これから始まるチャレンジに挑もうと準備をしている証拠なのです。
睡眠
通常睡眠中は、身体の複雑な制御機能によって、心拍数は落ち着きます。睡眠中の心拍数に基準となる範囲は設定されていません。これは、個々の年齢、性別、エアロビクスフィットネスレベルや服薬の有無などで変わってくるからです。
また心拍数は、夜間も変動します。一般的に睡眠中の心拍数は、睡眠の深さによって変動します。
睡眠中心拍数が一番低くなるタイミングは、日が違えば時間も異なります。睡眠が一番低い時にみられる状態です。ただここで誤解を避けたいのは、睡眠中一番低い心拍数というのは、安静時の心拍数とは異なる、という点です。安静時の心拍数とは、覚醒しているときに横になった状態で測定される値です。