米国睡眠医学会と睡眠学会 では、最適な健康状態と幸福を促進するため、成人は毎日7時間以上の睡眠をとることを推奨しています。しかし、成人の大多数にとって効果的に機能するためにはひと晩で約8時間の質の良い睡眠が必要であり、多くのプロアスリートはそれ以上の睡眠をとっています。
さて、十分な睡眠をとることは重要ですが、睡眠で言う「多く」は必ずしも多くの時間を意味するわけではありません。睡眠時間と同じくらい重要なのは質です。体が休まったと感じるには、邪魔されずに継続した睡眠が必要です。
しかし、睡眠時間に加えて、質も十分であるかをどのように見極めるのでしょうか。
自分の睡眠の質や、それがいかに回復(そしてフィットネスの効果)に影響を与えるかについて知るベストな方法は、睡眠を記録(トレーニングと回復もあわせて記録)し、そのデータと自分自身の朝や日中の気分を見比べることです。さらに、自分の気分を評価することは睡眠の質の有力な指標となります。
十分に(質のいい)睡眠をとっている3つのサイン
1. 朝や日中に体が休まったと感じる。(日中の倦怠感は寝不足もしくは過眠が原因である可能性があります。)
2.アラーム無しで自然に目が覚める(ただし、不眠症や他の睡眠障害がある場合を除く)。
3.夜はほとんど同じ睡眠量で、「寝だめ」をする必要がない。
よくあることですが、画一的なアプローチでは効果がないため、自分にとってベストな効果のあるものを知ることが重要です。
ガイドラインとしては、疲れた状態で目覚めたり、日中にも眠りたいと感じているなら、十分な質のいい睡眠をとれていないことを示す警告サインです。もしその状態にあり、変えたいとお考えなら、こちらの 睡眠の改善方法 に関するヒントをご覧ください。