PolarのフラッグシップモデルであるPolar Vantage V3（以下Vantage V3）が発売されました。前作のPolar Vantage V２（以下Vantage V2）から全ての面において機能・性能が刷新されました。 Polar社の最新の技術の粋を結集したもので、特にバイオセンシング技術における驚くべき進歩を遂げています。 それでは何がどのように前作のVantage V2 と比べて大きく進化したのでしょうか？
Vantage V3 は当然のことながら、Vantage V2よりも高機能・ハイスペックです。 設計原則とコアとなる機能は残りますが、大幅なパフォーマンスの改善が図られています。 Polarはフラッグシップモデルであるプレミアムマルチスポーツウォッチのあらゆる側面を再検証し、そのデザインとテクノロジーに大きな改良を加えました。 Vantage V3 と Vantage V2 の違いについて詳しく説明していきます。
詳細はVantage V3 、Vantage V2 との比較表を確認してください。
比較表
全てにおいて大幅な機能改善が図られた Vantage V3
初めて Vantage V3 を手にしたとき、鮮やかに輝くディスプレイがまずは印象に残るかと思います。 これは、Vantage V3 と Vantage V2 の最も明白な違いです。 今回は、MIP（メモリインピクセル）液晶ではなく、有機ELディスプレイを採用しました。 MIP スクリーンは多くの優れた機能を備えていますが (たとえば、電力効率が良いなど)、有機ELテクノロジーは、より明るく、カラフルで鮮やかなディスプレイを提供し、低照度環境を含むほとんどの条件でより優れた視認性を発揮します。 Vantage V3 タッチスクリーンは、スマートフォンの画面と同じレベルで、画面の解像度は462ppiです。 この解像度からもVantage V3 のディスプレイが非常に鮮明であることが明白です。
有機ELディスプレイは他の利点ももたらします。 このディスプレイ技術を使用することで、ディスプレイを時計ケースの端に近づけることができ、コンテンツを表示するためのスペースを増やすことができました。 Vantage V2 と比較して、新しい Vantage V3 の画面の可視領域は+35%広くなっています。
Vantage V3 の新しいプロセッサーは、Vanatge V2と比較してパフォーマンスが大幅に向上しました。 +129% 高速化し、スムーズなアニメーションと素早い画面遷移を実現します。
バッテリーの持続時間はどうなるのでしょうか？ 先程にあった通りMIPディスプレイはより効率的であるとお伝えしました。そのため、電力を大量に消費する有機ELディスプレイはバッテリー持続時間が大幅に短くなってしまうのではないでしょうか？
Polarはこの問題を解決し、Vantage V3 のバッテリー持続時間を伸ばすことに成功しました。これにより、毎晩ウォッチを充電する心配は必要ありません。バッテリー持続時間は、大容量のバッテリーとエネルギー効率の高い技術を組み合わせることで解決し、電力を使う有機ELディスプレイの影響を最小限に抑え、Vantage V3 はVantage V2 よりもさらに長い時間の連続トレーニングが可能になりました。Vantage V3では、最大61時間のトレーニングが可能で、省電力オプションを使用すると最大 140 時間、時計モードでは最大 8 日間使用できます。
VANTAGE V3 で重要なその他の指標
他のアップグレードは見た目には分かりませんが、同様に機能も大きく進化しました。 Vantage V3は、ウェアラブルデバイスの心臓部であるバイオセンシング技術に顕著な改善をもたらしました。
Vantage Vシリーズは初代のVantage Vから、ハイパフォーマンスで持久力のあるスポーツやトレーニング向けに設計されてきました。 Polarは、初心者から世界ランクのプロに至るまで、すべてのアスリートには、効率的にトレーニングし、簡単、確実、便利に進捗状況を確認するための最高のツールが与えられるべきであると考えています。 また、Polarユーザーが単なる数値だけでなく、意味のある指標を重視していることも理解しているので、Vantage V2 を改良するために、これまで以上に生体情報を正確に測定できるデバイスとそれに基づく機能を作ることを目指しました。
Vantage V3 では、Polar の次世代バイオセンシング技術である Polar Elixir™ を導入しています。 これがパワーの源であり、生体情報データを正確に取得し、それを驚異的な速度で分析し、高精度かつ実用的なデータ、アドバイスを提供することが出来るセンサーの革新的な進化です。
その結果、Vantage V3 には、Vantage V2 と比較して 3 つの主要なセンシング機能が追加・改善されました。
- 直接的な動脈血酸素化測定と比較して、二乗平均平方根誤差 3.5% 未満で血中酸素飽和度を測定する血中酸素レベル測定機能。
- 夜間の皮膚温度を自動検出し、全体的な健康状態や月経周期についてのデータを提供する夜間皮膚温測定機能。
- Vantage V3 と Polar Elixir™には、第 4 世代の光学式心拍センサーが導入されており、ランニングやサイクリングなどの最も人気のあるスポーツの多くで 約25% 高い精度で計測できるようになりました。
大幅に刷新されたルートナビゲーションと初の内蔵地図機能！
ユーザーが長らく待ち望んでいた新機能がもう1つあります。それはオフラインマップ（内臓地図）です。 Vantage V3 のより鮮明な画面と高速な処理能力とストレージの拡大により、詳細な地図をウォッチにダウンロードして使えることができました。 携帯電話を忘れても、正確な位置情報を時計画面上で確認できます。
32 GBに増強されたストレージを備えているため、時計にさまざまな地域の地図をダウンロードできます。 Vantage V3 にはヨーロッパと北アメリカのマップが事前インストールされていますが、Polar Flowアプリでさらに多くの地域を無料で簡単にダウンロードできます。（一部ダウンロードできない地域がございます。）
Vantage V3のその他の新機能
新バイオセンシングセンサーPolar Elixir™、スペック改善による高速な処理速度、鮮やかなディスプレイに加えて、Vantage V3 には、ハードウエアの劇的な改善とセンシング機能の向上なしでは今まで不可能だった多くがアップグレードされています。
- デュアルバンド GPS
- 胸心拍センサー無しでの起立試験
- 運動・休憩ガイド
- カスタマイズ可能な時計画面
- クイックアクセス機能
- 懐中電灯機能
- 汎用22mmリストバンドの採用。（アダプター不要の簡単交換）
- 高速充電が可能な2.0 USB-C充電ケーブル
PVantage V２との詳細な比較表
ここまでお読みいただいた方はVantage V3がどれだけ進化したかを十分にご理解をいただいたと思いますが、先代モデルのVantage V2との詳細な比較を確認したい方は下記のリンクをご確認ください。
すぐにご購入されたい場合は、こちらのリンクをご確認ください。
こちらの記事が気に入ったら、せひSNSでシェアしてください。
もしくはいいね！をする。
いい記事だった
Thanks！
ポラールのブログで紹介される内容は、必ずしも全ての方に当てはまるわけではございません。新しいトレーニングを試す際には、事前に医師やトレーナーと相談してください。