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怪我をした後に元の運動レベルに戻すには:怪我前よりもパワーアップするための パーソナルトレーナーによるアドバイス

怪我をしているとイライラしたり情緒不安定になることがあります。

気持ちは苛立ち、治るのには時間がかかり、すべてのアスリートにとって悪夢以外のなにものでもありません。

残念ながら、私たちの体はトレーニングを達成するために苦労が伴う場合あり、時にはそれが怪我を意味する可能性があります。そして、怪我をすることは、キャリアを積む中でアスリートにとって悲しい現実であります。(信じられないほど幸運ですぐに復帰できる場合を除いて。)

原因が何であれ、怪我は文字通り私たちの足を止めることになりますが、多くのアスリートはリハビリ後にパワーアップした復帰を果たしています。彼らがどのようにしてそこまで復活できたかを明らかにする前に、私自身の怪我の経験を共有させてください。そうすれば、なぜこの課題が必要であるか理解できると思います。

怪我の後に運動に戻る:私の経験

アスリートとして、私は数え切れないほどの怪我を乗り越えてきました。多くは慢性的なものです。膝、すね、アキレスの怪我はランナーによく見られるので、怪我が直節体の負担になることは理解しています。しかし、同じように重要なのは、それが心に与える影響です。

怪我をするたびに、私は次の目標を再度立て直し、ストレスを解消するための新しい方法を探すことを余儀なくされました(運動は私のストレス解消法であるため)。また、怪我によりゴールを失いながらも、どれだけ前向きでいられるかを学びました。 実は今も、私は常に怪我をすることを恐れています。

大学卒業後の陸上競技で右股関節に1年間断続的な痛みがあった後、股関節のソケットに骨がしっかりとはまるように、骨の一部を剃るための股関節鏡検査が緊急に必要となりました。トレーニングと長期にわたる炎症により、骨が股関節に大きな嚢胞を作り、軟骨に重大な損傷を与えました。この手術では、少なくとも6か月間は希望どおりのトレーニングができなくなると言われました。

とてもショックなニュースでしたが、手術を受けるのが早ければ早いほど、トライアスロンや他のランニングレースに戻るのも早くなるだろうと思いました。しかし残念ながら、それほど単純な話ではありませんでした。

私の手術後の数週間は、肉体的および精神的に厳しいものでした。立ち上がったり座ったりが簡単に行えず、パートナーにトイレに行くのを手伝ってもらう必要があったのを覚えています。またある日、履こうとしていた靴下が床に落ちたときに、それを拾うという行為がどれだけ痛いのかに気づき、涙が出たのを覚えています。

怪我をしてから運動に戻るまでに6ヶ月以上かかったのが現実でした。実際、手術前のトレーニングが可能になるまでに少なくとも1年はかかりました。

この間、私は自分のアイデンティティの一部を失ったように感じ、精神的ショックは肉体的な痛みをはるかに上回りました。以前は誇り高きランナーだった私は、突然、今の私は私ではないと、ある種の腹立たしさを感じました。

術後1年間の大部分は、基本的なリハビリテーションを行うために、松葉杖でジムに毎日通いましたが、精神的なダメージからどうやって回復するかに向き合う日々でした。

大変な時期でしたが、今ではそれが重要な人格形成の期間だったと言えます。やる気を維持することの本当の意味を学びました。だからこそ推奨する、怪我の後に運動に戻るためのキーポイントをご紹介しましょう。

ルーティーンが重要

スポーツが毎日の習慣であった場合、あなたは突然、熱心に運動していたころとのギャップを感じるでしょう。しかし、ほとんどの怪我には、スポーツ医または理学療法士によるリハビリテーションが必要となるのです。 そこで私の一番の秘訣は、インスタグラムをチェックしたりテレビを見たりして、新しく得た時間を無駄にしないことです。 代わりに、リハビリを終了させるために毎日ジムへ通い、感じたギャップを埋めていましょう。

自宅での運動を続けるのが苦手なので、股関節手術から戻ったときにジムに入会して、毎日通うようにしました。 当然のことながら、多くのジムはCovid-19のためにまだ閉鎖されています。 ただ、順調にリハビリを進めるためには、毎日しっかりスケジュールを立てる必要がりました。

プライドを捨てる

私はプライドがあることでで、とても苦労してきたと心から思います。 股関節手術から戻ってすぐに、頭の中では、体重を元に戻し手術前と同じ速さで走る準備ができていながらも、体を治癒するのにはもっと長い時間が必要であることにすぐ気づきました。

この時、チームメートから「プライドを捨てて、ルーシー」という的確なアドバイスをもらいました。 私はこれを聞いて、体が運動をできる状態になる前に(そしてまだ怪我が完治していない状態)運動をしようとすることは、体を元に戻す助けになるというよりも、体にとって良くないことなのだとハッとしました。 だから、しばらくの間プライドを捨ててみてください!

Returning to Exercise After Injury

小さな成功を祝う

股関節手術後の最初のジョギング/ウォーキング(1分間のジョギング、2分間のウォーキング)を達成したとき、興奮して泣きそうになったのを覚えています。 なぜそのような感情を抱いたのでしょう? それは、ランニングやレースへ戻れるとても大切な第一歩のように感じたからです。

怪我の後で運動に戻るときは、小さな成功を祝い、大きな成果を得るには小さなステップの積み重ねであることを思い出すことが非常に重要です。また、落ち込んだり、自分を可哀そうだと思う日に、他の人とワクワクする気持ちを共有することは、小さな努力の積み重ねが大切であるということを思い出す助けになるのだと覚えておいてください。

自分と向き合う

毎日瞑想を実践している私は、「自分の気持ちと共に座る」とはどういう意味かを学びました。 瞑想は、感情が出入りする波のようなものであることを気付かせてくれます。 時には、ネガティブな感情を解放するために、最初に自分の感情に気付く必要があります。それを受け入れ、流すことができるのです。私を信じてみてください。

幸福感をもたらしてくれるエンドルフィンの放出が、運動を通してできない場合は、特に怪我のせいで気分が落ち込む日が多くなります。 しかし、奇妙に聞こえるかもしれませんが、この感情を受け入れることは気分を向上する最初の一歩なのです。 自分の感情に気づき、自分に優しくしてあげ、ネガティブな思考にそっとさよならをしてください。自分自身に対して愛情深く優しく接し、そしてそれをどのように感じるかが、あなたが底辺を乗り越える唯一の方法であると信じています。

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友人を見つける

怪我をしたときにサポートしてくれる人の存在は非常に貴重です。もちろん怪我後のリハビリは自分だけで行うこともできますが、愛する人や友人が応援してくれた方がずっと気持ちが楽です。覚えておいてください。必要なときに助けを求めてもいいのです。あなたをよく知っている人は、スポーツから離れていることがどれだけあなたに負担をかけているのを理解してくれるはずです。

彼らの申し出を断らないでください。私は松葉杖を使用している間、会議の移動時などでは同僚にパソコンや本を運んでもらい、助けてもらっている自分を受け入れることにしました。大体の人は他の人を助けたいと心から思っています。周りの人に寄りかかり、相手を受け入れるようにしてください。

スポーツ以外の趣味を持つ

いつも試してみたけったけど、時間がなかったことは覚ありませんか?皮肉なことに、怪我をしたことのメリットは、トレーニングやトレーニングに通う必要がなくなったことで、多くの時間ができたことです。

リハビリやストレッチの時間を持つことは重要ですが(適切な場合)、あなたの好奇心をかき立てるスポーツ以外のことを試してみてください。あなたを引き付ける新しい楽しみを持つことは、辛いと感じている間にも、自信と前向きな気持ちを生み出す素晴らしい方法です。

自分がやってきたことを信じる

怪我の後に元の運動量に戻るには時間がかかり、途中で問題が発生することは周知の事実です。しかし、あなたの体は自分自身を癒すようにできていて、できるだけ早く回復しようと動いていると信じてください。あなたの心と体は同じチームにいるのです。それを信じて毎日のリハビリと回復を続ければ、元の生活に戻れるはずです。

怪我からの回復は簡単なことではありません。多くのアスリートが証明しているように、戻って来ることは始めることよりも強力です。日常生活と同じように、さまざまな課題が投げかけられます。怪我が何であれ、挑戦が何であれ、限界は理想を失ったときに始まることを忘れないでください。ですから、前向きな姿勢を保ち、リハビリテーションの小さな前進を信じ、勝利を目指してください。

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ポラールのブログで紹介される内容は、必ずしも全ての方に当てはまるわけではございません。新しいトレーニングを試す際には、事前に医師やトレーナーと相談してください。

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