facebook instagram pinterest search twitter youtube whatsapp linkedin thumbup

基礎持久力トレーニング | 心拍数ゾーン 1 – 3 

基礎持久力トレーニング – どのような効果をもたらしますか? 持久力系アスリートの間では、基礎、テンポ、トレーニング強度などの用語は一般的に用いられます。しかし、それが何を意味しているのでしょうか?なぜ基礎持久力をつけなければならないのでしょうか?また、このトレーニングは具体的にどのようなものなのでしょうか? 

基礎持久力トレーニング – どんな効果があるのでしょうか? 

基礎持久力は、その名の通り、持久力の基礎となるものです。持久力を長期間にわたって維持する能力を意味します。 

有酸素トレーニングとも呼ばれる基礎持久力トレーニングは、体内の酸素の流れを改善します。これにより、筋肉への酸素の供給が良くなり、パフォーマンスが向上します。なぜなら、強力な筋肉とは、酸素が供給されている筋肉だけだからです。 

体力を向上させたい場合、基礎持久力トレーニングを避けることはできません。これは初心者だけでなく、持久力の高いアスリートにとっても最も重要な心拍ゾーンでのトレーニングです。運動能力の土台と考えることができます。基礎を構築し、持久力系アスリートのトレーニングの大部分を占めているはずです。基礎持久力が高ければ高いほど、一定の負荷で持ちこたえることができます。 

基礎持久力トレーニングを行う理由 

基礎持久力トレーニングは、すべてのアスリートにとって価値があります。あなたの優先事項がランニング、ジム、筋力トレーニング、サイクリングのどれであっても、優れた基礎持久力から常に利益を得ることができます。

基礎持久力はフィットネスの基礎を形成し、トレーニングからの回復を早め、疲れを軽減します。そうやって、より頻繁に、より集中してトレーニングを行うことができます。

さらに、基礎持久力トレーニングには、健康にも多くのプラスの効果があります。

  • 心血管系を強化し、気分に良い影響を与えます。 
  • 睡眠を促進し、高血圧を軽減し、記憶力を高めます。 
  • 比較的少ない力でカロリーを消費できます。たとえば、基礎持久力トレーニング中は、HIITよりも1分あたりの消費カロリーが少なくなりますが、トレーニング時間をより長くすることで、疲労を最小限に抑えつつカロリーを消費できます。 
  • スポーツの経験がほとんどない人にとっても、とても優しい運動です。 

基礎持久力トレーニングの方法 

基礎持久力を鍛えたい場合、トレーニングの組み立ては簡単です。低強度のトレーニングを続け、徐々に時間を長くしていきます。 

まったくの初心者の場合は、20~30分のトレーニングから始めます。トレーニングが辛くなくなってきたら、週ごとに徐々に増やしていきましょう。毎週5~10%ずつ位増やしていくのが現実的です。 

基礎持久力トレーニング – 正しい心拍数ゾーン

基礎持久力トレーニングの適切な強度を決定するために、心拍センサーを使用してトレーニングすることをオススメします。心拍数を測定して確認することは、適切な強度でトレーニングするのに役立ちます。こうすることで、目指す効果を確実に達成することができます。 

心拍数が高すぎると、トレーニングがきつくなりすぎています。そうなると、怪我やオーバートレーニングのリスクが高まり、基礎を築くことができなくなってしまいます。 

もちろん、トレーニングの目標を設定するために、心拍数の高いゾーンでトレーニングの一部を行うことには何の問題もありません。しかし、それが定期的なトレーニングとなる前に、低強度のトレーニングで体の循環プロセスと脂肪燃焼を良くしましょう。 

基礎持久力トレーニングの心拍ゾーンは、POLARウォッチの1~3のゾーンになります。 :

  • グレー(ゾーン1)
  • ブルー(ゾーン2) 
  • グリーン(ゾーン3) 

心拍ゾーン2と3(ブルーとグリーン)はBE1 (基礎持久力トレーニング1)と呼ばれ、GA1(ドイツ語で基礎持久力を意味するGrundlagenausdauerに由来)と呼ばれることもあります。 

グレーの心拍ゾーン – 回復トレーニング 

Heart rate zone 1, very light

グレーの心拍ゾーンは心拍ゾーン1で、 最大心拍数の50~60%になります。つまり、このゾーンはまだ基礎持久力トレーニングの一部ではありませんが、始めたばかりの初心者や回復トレーニングに関連しているため、説明する価値があります。 

始めたばかりの場合は、最初の2つの心拍ゾーンで数週間トレーニングするだけで十分かもしれません。さらに、グレーの心拍ゾーンで止めておくと、回復を促し、取れニングをより長く行うことができます。

このゾーンでのトレーニングは健康に良い影響を与え、「回復トレーニング」とも呼ばれ用いられます。 

グレーの心拍ゾーンでできるワークアウト 

  • ストレッチ 
  • 体幹・体軸トレーニング 
  • のんびりとお散歩 
  • ゆっくりとした走るサイクリング 
  • ヨガ 

このゾーンのトレーニングを日々のトレーニングに加え、回復を促すことで、基礎的なフィットネスを維持できます。 

ブルーの心拍ゾーン – 長くゆっくり 

Heart rate zone 2, light

ブルーゾーンは心拍ゾーン2で、最大心拍数の60~70%です。このゾーンでは、基礎的な持久力に最も適したトレーニングです。 

この心拍ゾーンでは、身体はほとんどのエネルギーを脂肪から得ています。そのため、脂肪燃焼のトレーニングで用いられます。ですが、このゾーンでのトレーニングによって、特に体重が減るということではありません。代わりに、体を動かす事でエネルギーを作り出しています。  

長時間の持久力トレーニングでは、体がより脂肪を使えるようになる利点があります。炭水化物を貯めておけるのとは対照的に、脂肪を貯めておける量ははるかに少なく、また長期間利用することができます。 

ブルーの心拍ゾーンでは、筋肉に十分な酸素が供給され、その輸送が最適化されます。 

多くの人がこのトレーニングゾーンを過小評価し、短時間で集中的に行おうとしますが、同時に、このゾーンでのワークアウトは、少しきつい感じがするので、やりきる達成感を感じられるので、長い時間行うことが出来ます。 

ブルーの心拍ゾーンで行えるトレーニング 

Yブルーのゾーンでは、次のようなゆっくりとしたスピードの持久力スポーツの多くで実施可能です。 

  • ローイング 
  • ジョギング 
  • サイクリング 
  • 水泳 
  • ウォーキング 

初心者には、ブルーの心拍ゾーンが最もトレーニングすべきゾーンです。ランナーには、定番の長距離ランのゾーンです。しかし、上級者であっても、少なくとも週に1 回は、このゾーンで1時間以上の長めのトレーニングを行うことをオススメします。 

緑の心拍数ゾーン – リラックスおよび適度 

Heart rate zone 3, moderate

グリーンの心拍ゾーンは、最大心拍数の70~80%で、基礎トレーニングの上限に位置します。ここでは、無酸素系運動にも近づいており、ブルーとグリーンのゾーンを併せて、基礎持久力トレーニング1となります。 

強度がわずかに増加したため、燃焼される炭水化物の割合も増加し、ブルーのゾーンよりも乳酸が少し多くなります。 ただし、ここでは乳酸も使用できるため、パフォーマンスはまだ低下していません。したがって、あなたの体にはまだ十分な量の酸素が使えます。またこのゾーンでは、すでに激しい運動と深い呼吸が見られます。 

グリーンの心拍ゾーンで行えるワークアウト 

  • ランニング 
  • サイクリング 
  • 水泳 
  • きつめの早歩き、またはノルディックウォーキング 
  • サーキットトレーニング 

もう少し上級者の場合は、グリーンのゾーンでのトレーニングを週に数回トレーニングに組み込むことができます。ランニングやその他の持久系スポーツを行う場合、通常30~60分の簡単なセッションになります。 

結論 

定期的なトレーニングには多くのメリットがあり、あらゆるタイプのアスリートに適しています。基礎持久力を鍛えたい場合、モットーは「長くゆっくり」です。 

このワークアウトの基本は、1時間以上の長時間の低強度トレーニングであり、ブルーの心拍ゾーンで行います。やや短めで適度に激しいトレーニングは、グリーンの心拍ゾーンで補います。 

こちらの記事が気に入ったら、せひSNSでシェアしてください。

ポラールのブログで紹介される内容は、必ずしも全ての方に当てはまるわけではございません。新しいトレーニングを試す際には、事前に医師やトレーナーと相談してください。

お見逃しのないよう、ぜひニュースレターにご登録ください!